高齢者福祉の広い視点を、介護の実践から学んでいます。
- 職種:介護員
- 所属:特別養護老人ホーム 東京清風園 介護課
- 2024年入職
- 日本社会事業大学
- 勤続年数:新卒・1〜3年目
介護員になった理由
社会福祉士の実習で一人ひとりが様々な想いを抱えて生活をしていると知り、高齢者の暮らしを一緒に考えてみたいという漠然とした思いをもったのを覚えています。
介護の仕事は介助をすることだけではなく、本人のできることを考えたり、少しでも楽しいと思ってもらうにはどうすればよいか考えたりするので、高齢者の暮らしを考える仕事だと思いました。
また、社会福祉士として相談業務を担うとしても現場での実践経験は必要だと考えました。現場の感覚やご利用者とのコミュニケーションの取り方、介護者の気持ちなど、学べることがたくさんあると思ったからです。
ユニットの雰囲気と独自の取り組み
私が所属するユニットでは、イベントを多く行っています。
運動会やお祭り、花火大会といった季節を感じるイベントをはじめ、シルバーコーヒーというコーヒー屋さんも毎週金曜日に開催しています。ご利用者がコーヒーを淹れて、他のご利用者や職員にお渡しします。受付や配達といったことまでご利用者が行っています。
先輩方は、ご利用者の力を大事にしながら楽しんでいただこうと企画を考えたりしているのがすごいなと感じます。自分もそういった視点を学んでいきたいです。
介護のイメージや実際に介護員として働いてみてどうですか?
ある時ご利用者から「スパシーバ」と言われ「スパシーバって何ですか?」と聞くと「ロシア語でありがとうって意味だよ。」と教えていただいたことがありました。地元にはこういう温泉があった、昔はこういう歌を歌ったといったように話をしながら笑っていただけると嬉しい気持ちになります。
逆に大変だと感じる時もあります。まだ介助のスピードが遅く時間がどんどん過ぎていってしまったり、コミュニケーションが上手く取れなかったり、こういう時はどうすればいいんだろうと感じることも多いです。
ただ、「どうすればいいですか」と聞いて助言をもらえなかったことはないです。困っている姿を見て助けていただいたり、終わっていない仕事を手伝っていただいたり、失敗した時に声をかけてもらったり、とても感謝しています。
OJT制度に関しては、トレーナーさんが一人付いて、業務の流れや介護の基礎を教えていただきます。トレーナーさんが身近な存在として、自分の達成度やできていないと感じることを話したり、心配なこと不安なことを聞いていただいたりします。
ただし、トレーナーさんと勤務が重ならない日もあるので、トレーナーさんだけに教えていただくというよりは職場のみなさんに教えてもらっています。