INTERVIEW
OJTトレーナーとして、後輩とともに成長しています。

OJTトレーナーとして、後輩とともに成長しています。

奥山 みなみさん
  • 職種:介護員
  • 所属:特別養護老人ホーム はなみずきホーム 介護課
  • 2021年入職
  • 大正大学
  • 勤続年数:新卒・4〜9年目

賛育会への入職の決め手

福祉を目指したきっかけは、学生時代に働いていたお弁当屋さんのアルバイトで、高齢のお客さまと接する機会があり、もっと直接的に高齢者の方に関わる仕事をしてみたいと思ったからです。
賛育会を選んだ理由は、初めて施設見学をした際に、 施設内がとても家庭的で温かみのある雰囲気で魅力的に感じたことと、ご利用者と関わる職員の笑顔や活き活きとしている姿がとても印象的だったからです。
他法人も何施設か見学しましたが、 ここで働きたい!と強く感じたのが賛育会でした。

やりがいを感じたエピソード

私の施設では、ご利用者の誕生日当日にお祝いをしています。 私が担当する居室のご利用者の誕生日には、前から希望されていたマグロのお寿司を提供することにしました。
その方は安全面を考慮して柔らかい食形態の方でした。相談課や栄養課の協力を得ながら、実際に出前でマグロのお寿司をとり、“どうしたら義歯がなくても危険なく召し上がれるか”をテーマに、皆で試食を重ねながら何度も意見交換を行いました。
その結果、マグロを歯を使わずに召し上がることができるサイズにし、しゃりは舌で潰せる介護用冷凍食品を使用することにしました。

そして誕生日当日、お寿司を提供すると「すごいわね」と見た目も愉しんでくださり、涙される場面もありました。その方は認知症がありますが、下膳後 も「お寿司ありがとうね」としっかりと覚えていてくださり、企画した私も非常にやりがいと喜びを感じた記憶に残る素晴らしい一日となりました。

中堅職員としての役割の変化と目標

入職4年目の時に初めて委員会への所属と、新人職員のOJTトレーナーに就任しました。
研修委員会では、未経験ながらも委員長に任命していただき、ゼロからのスタートで不安がありましたが、先輩職員の丁寧なサポートのおかげで、日々前向きに取り組めています。
OJTトレーナーも、今回が初めての経験になります。指導者としての役割に実感が湧かず、なかなか慣れませんでしたが、日々新人職員と向き合っていく中で、少しずつ指導者としての自覚を持てるようになりました。

指導する際は支援方法だけではなく、なぜそれが必要なのかといった“根拠”も合わせて伝えるようにしています。また、分からないことを気兼ねなく話せる関係性を築けるよう、業務時間外にもこまめにコミュニケーションを図ることを大切にしています。自分自身もOJTトレーナーとして一緒に成長していきたいです。

今後の目標は、介護福祉士の資格を取得して、 認知症実践者研修で得た認知症ケアを他職員に共有し、現場で統一した認知症ケアを実践していくことです。