おかげさまで50年さらに前へ
開設50周年記念式典
去る7月12日(土)に町田のホテル ザ・エルシィにて清風園開設50周年記念式典が開催されました。
前日の7月11日には台風8号が猛威を振いましたが、当日は一転して台風一過の快晴に恵まれた天候の元で無事に開催する事が出来ました。
記念式典は、祈念礼拝・式典の構成で、「翡翠の間」にて各界から240名を超えるご出席をいただきました。
記念礼拝は、鶴川北教会の秋永牧師司式のもとで厳かに行われ、記念式典では、小堀理事長の式辞、東京都福祉保健局高齢社会対策部部長の中山様と町田市いきいき健康部部長の北澤様からご祝辞をいただきました。
次に記念講演として、「強くて、温ったかくて、優しい介護。がんばらない介護生活」をテーマに医師の鎌田實様により行われました。映像を交えた実践的且つ多くの示唆に富んだ内容であり、介護に携わる方だけでなく多くの地域住民の皆様も興味深く聞き入っていました。
また、「珊瑚の間」にて約210名が集い、感謝会が終始和やかな雰囲気の中で行われました。会場入り口付近には、清風園の50年を振り返ることのできる貴重な写真や新聞、作品の展示があり、特にOB・OGが懐かしそうに目を細めながら見入っていました。
感謝会の中では、吉田施設長による挨拶に続き、町田市議会議長の上野様と東京都高齢者福祉施設協議会会長の西岡様からご祝辞を頂戴しました。ボランティア感謝表彰では49年間活動を継続されている町田理容青年クラブ様と、30年間活動を継続されている音楽クラブ様を表彰し、多くの拍手に包まれていました。
金井町内会長の高橋様による乾杯のご発声、町田市立金井中学校校長の奥山様からご祝辞をいただき、常に共に歩んでいる地域の皆様からも多くのエールを送って頂きながら、世代や所属組織を超えた笑顔の絶えない交流のひと時がもたれました。
今回の50周年記念事業は、町田事業所・法人事務局・理事・評議員からメンバーを選出してプロジェクトチームを組織して準備してまいりました。
職員による応募から選出された「おかげさまで50年 さらに前へ」のキャッチコピーの通り、清風園は、感謝の心を常に忘れないこと、賛育会憲章にある「賛育会は、自立を原則とし、社会の情勢変化に対応し、積極的に必要とされる課題に取りくみこれを遂行する」を実践することにより、町田の地にあってその使命を果たすことの重要性を職員一同が再確認することができました。
開設50周年に感謝をこめて
特別養護老人ホーム「清風園」は、社会福祉法人賛育会96年の歩みの中で、保健・医療から福祉へ奉仕の場を拡げた最初の福祉施設として、老人福祉法制定の翌年である1964年(昭和39年)の7月に開設され、今年で50周年を迎えることとなりました。
現在の清風園は2002年に建て替えをした為、開設当時の面影はありませんが、玄関前にある高松宮殿下、妃殿下がお手植えになった「月桂樹」の木とそれを記した碑は50年間の清風園の歴史を物語るように健在です。
この半世紀、町田市金井町の地で、町田地域の高齢者福祉を牽引しながら、地域に根差した事業展開をして参りました。地域と共に発展してきた清風園と言っても過言ではありません。
清風園施設長 吉田 美香