東京都地域周産期母子医療センター ・ 東京都指定二次救急医療機関(内科系・外科系・小児科)
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私たちは「隣人愛」の精神に基づいた医療・保健活動を行い地域社会に貢献します。
2月15日(土)午後2時より、賛育会病院外来棟西館1階ぽぽんたルームにて、「第36回健康講座」を開催しました。2週連続の記録的大雪の翌日であり、残雪が多く歩きづらい中での開催となりました。
第1部は、栄養科 山本管理栄養士と鳴島管理栄養士による「ロコモってなあに?~健やかな高齢期を過ごすための食事とは?~」、薬剤科 土屋薬剤師による「正しく使おう~サプリメント、健康食品~」、たちばな地域包括支援センター 看護師の築山相談員による「レッツロコトレ」の3つの講座です。
山本管理栄養士と鳴島管理栄養士の講義では、「ロコモとはロコモティブシンドロームの略語で、運動器の障害により、筋肉や骨、関節が衰えてくることで要介護になるリスクが高い状態のことである。」「ロコモで寝たきりにならないために、食習慣と運動習慣の改善が大切である。」「5大栄養素である炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルを含む食品を、バランスよく食べるようにする。」「身体を支えられる筋肉を維持するためには、たんぱく質(魚・肉・卵等)をしっかり食べ、丈夫な骨や歯を維持するためにカルシウム(乳製品・木綿豆腐等)を食べ、適度な日光浴と運動をする。」といった話が印象に残りました。
土屋薬剤師の講義では、「健康食品、サプリメントを選ぶ時の注意点としては、成分名・含有量・問い合わせ先を見るようにする。」「健康食品、サプリメントを使う時の注意点としては、①薬のような使い方をしない(摂り過ぎると、健康に悪影響が起こることがある)。②幾つもの製品を同時に取らない(一度に多種類の健康食品を使うことは、健康被害の可能性を高め、被害の原因究明も難しくなる)。③アレルギーに注意(体調に異変を感じたらすぐに使用を中止し、病院で診て貰う)。④薬と一緒に使用しない(飲み合わせによっては、薬の効果が強くなったり、弱くなったりすることがある)。」といった話がありました。
たちばな地域包括支援センター 看護師の築山相談員の体操では、ロコモには色々なレベルがあり、どれ位歩けるかによってわかるといった話があり、実際に開眼片脚立ち(ダイナミックフラミンゴ)とスクワットの体操を行いました。
第2部では、講座を行ったスタッフ、看護師によるオープンコーナーを設け、来場された皆様が自由に相談や血圧測定に参加され、キノコと鶏肉の豆乳カレースープと牛乳きな粉もちの試食を楽しみました。
(地域連携室 松岡聡)
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