東京都地域周産期母子医療センター ・ 東京都指定二次救急医療機関(内科系・外科系・小児科)
当院は整形外科専門施設であり、順天堂大学関連施設、日本整形外科学会専門医研修施設に認定されており、他大学からの派遣医師ですべての診療を行っています。フリーランス医師は採用せず、ほぼすべての医師が順天堂大学医局からの派遣医であり、それぞれの大学医局に在籍した医師が、当院において医療技術を日々研鑽しております。
一般整形外科は勿論専門性の高い股関節、膝関節、脊椎、外傷、スポーツ、骨軟部腫瘍など専門スタッフが診療を行っています。
当院は順天堂後方支援病院であるため、順天堂医院からの術後のリハビリ患者様を積極的に受け入れております。また一方で、墨田区近隣の地域病院としての役割を担い、手術入院治療が必要な患者様を診療、治療を行っております。
賛育会病院では当院に入院にしてから退院までの間に、介護の必要な患者様については様々な社会福祉サービスができる様に、ソーシャルワーカースタッフが責任をもって情報提供、支援いたしております。
当院では早期回復を目的とし、人工股関節置換術では前方アプローチを利用しております。メリットは従来法と比べ筋肉、腱を切離しないため術後の早期リハビリ、脱臼予防に効果的です。当院では前方アプローチに変更してから、術後の脱臼はなくなりました。現在の入院期間は約14日前後で杖無しで退院されます。
また当院では術後のケアが大切であると考えており、半年に一回検診を受けて頂いております。人工関節は耐用年数が15年から20年と言われておりますが、人工関節が壊れたり、ゆるんできた症例では入れ替えの手術を検討いたします。当院では他院からの紹介患者様でも人工関節の再置換術を積極的に行っています。
近年変形性膝関節症や、関節リウマチ・骨壊死など膝の変形・疾患に伴う痛みのため歩行が困難になる患者さんが多く、人工関節手術を受けられる患者様が増加しております。
当院では通常の人工膝関節はもとより、片側だけの変形性関節症であれば片側置換術手術を行い、さらに侵襲が少ない人工関節が選択できます。膝の痛みでお困りの方はぜひ一度相談してみてください。
変形性膝関節症に関して ~冊子はいからより~(PDF:815KB)
当院では肩関節鏡、股関節鏡手術を行っています。肩関節においては腱板断裂、反復性肩関節脱臼に対して鏡視下手術を行っています。股関節では関節唇損傷、FAIなどの治療を行っています。
特に股関節鏡手術は熟知した経験ある医師が行わないと合併症のリスクが高く、よい結果が出ません。当院では股関節鏡手術が可能であり、股関節痛でお困りの方はぜひご相談ください。また他の関節でのスポーツ障害等でお困りの方はぜひご相談ください。それぞれの専門医を紹介させて頂きます。
急性期病院の手術症例の特徴として、骨折治療が主になります。頻度が非常に多い大腿骨近位部骨折に対して早期の離床、歩行能力獲得を目的として治療を行っています。大腿骨頚部骨折には術前の歩行能力、全身状態に合わせて、人工股関節全置換術、人工骨頭置換術、骨接合術の3つから最適な方法を選び手術を行います。大腿骨転子部骨折には骨接合術を行い、術翌日から歩行訓練を始めます。これらの手術は順天堂大学整形外科学講座から派遣して頂いている股関節外科医とともに手術を行っています。また、四肢長官骨の骨折すべてに対応しており、早期の除痛・機能維持を目的に手術を行います。
手術症例以外にも、入院が必要な保存療法(手術を行わない運動療法など)患者様が入院され、他院で手術を行い術後のリハビリテーションを当科で行う例も増えて来ております。
高齢者の増加に伴い、骨折を中心とした運動器外傷が増大傾向にあります。特に大腿骨近位部骨折は人口10万人に対して80人発生し、今後50年で発生率は倍になると言われています。手術により早期離床、歩行能力の維持が重要になりますが、当科はそれらの治療を非常に得意としていますので、いつでもご相談して頂けたらと思います。また、地域密着型の急性期病院としての任務を全うできるよう、すべての運動器外傷患者様を受け入れる基本方針でいます。どんなことでもご相談して頂ければと思います。よろしくお願い申し上げます。
リハビリテーションに関しましては、施設基準の
「脳血管疾患リハビリテーション」II
「運動器リハビリテーション」I
「呼吸器リハビリテーション」I
をそれぞれ取得しております。
当院のリハビリは理学療法士が5名、作業療法士が3名、言語聴覚士が1名常在しており入院患者様をメインに幅広い機能訓練に対応しています。検査として一般的な単純レントゲン撮影、CT、MRI撮影、骨密度測定、神経伝導速度測定等が可能です。
部長
整形外科一般、股関節、肩関節、人工関節
医学博士
日本整形外科学会専門医・指導医
日本整形外科リウマチ医
日本整形外科学会スポーツ医
日本人工関節学会認定医
SICOT(Société Internatinale de Chirugie Orthopédique et de Tranmatologie
Internatinal Society of Orthopaedic Surgery and Traumatorogy) active member
順天堂大学(平成12年卒)
Santy Orthopedic Center in Lyon(フランス) clinical fellow.
Corail Arthoro group clinical fellow.(2016年)
順天堂医院股関節診(毎週水曜日PM外来)
医長
整形外科一般、膝関節、スポーツ
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会スポーツ認定医
日本体育協会公認スポーツ医
日本整形外科学会リハビリテーション医
非常勤
整形外科一般、変形性膝関節症、骨粗鬆症
日本整形外科学会専門医(代議員)
非常勤
整形外科一般、股関節外科、手外科
日本整形外科学会専門医
非常勤
整形外科一般
非常勤
整形外科一般、股関節外科、小児整形外科
日本整形外科学会専門医
非常勤
整形外科一般
非常勤
整形外科一般
非常勤
整形外科一般
非常勤
整形外科一般
非常勤
整形外科一般
非常勤
整形外科一般
日本整形外科学会専門医
日本リハビリテーション学会専門医
日本リウマチ学会専門医
非常勤
整形外科一般
非常勤
整形外科一般
非常勤
整形外科一般、股関節外科、人工関節、外傷全般
日本整形外科学会専門医
整形外科外来の受付時間は以下の通り、午後も診療しています。
<午前> 8:30~11:00
<午後> 1:00~4:00
日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究について
研究機関 社会福祉法人 賛育会 賛育会病院 整形外科
研究責任者 小林 英生(部長)
研究分担者 整形外科医師、医師事務作業補助者
このたび賛育会病院 整形外科では、運動器の病気で入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた研究を実施しております。この研究を実施することによる患者さんへの新たな負担は一切ありません。また、患者さんのプライバシーの保護については法令等を遵守して研究を行います。
あなたの試料・情報について、本研究への利用を望まれない場合には、担当医師にご連絡ください。
1.研究の目的 及び 意義
この研究の目的は、運動器疾患の手術に関する大規模データベースを作り上げることです。整形外科が扱う運動器疾患は、小児から高齢者まで幅広い方々を悩ませ、多くの方の健康寿命を損なう大きな原因となっています。その治療である手術の件数も年々増加していますが、その全国規模の全容を捉えられるデータベースが
まだありません。全国の整形外科で情報を共有できるシステムを作り上げることは、有効な治療法や手術の安全性を科学的に確立するために大変有用です。日本整形外科学会が作りあげるこの大規模データベースに参加・協力し、より良い治療を探って参ります。
2.研究の方法
1)研究対象者
2020年4月~2030年3月の間に賛育会病院 整形外科において、運動器の手術を受けられた方を対象とします。人工関節手術、関節鏡視下手術、脊椎手術、骨折治療の手術などが対象となります。
2)研究実施期間
本研究の実施許可日 ~ 10年間(当院では、実施許可日より西暦2030年3月31日まで)
3)研究方法
インターネット上のデータベースへ登録します。
4)使用する試料・情報
◇ 研究に使用する試料
無し
◇ 研究に使用する情報
匿名化したID、年齢、性別、ハッシュ値(氏名、性別、生年月日などから算出される文字列)、疾患情報、手術情報、手術・麻酔時間、手術日、術者情報、看護師数、技師数、治療成績、使用した器材・インプラント など。情報を提供して下さった患者さん個人が特定できないよう、これらの情報は完全に匿名化されてデータセンターへ提出されます。
調査項目の詳細は、JOANRのホームページ(https://www.joanr.org/about/patient)の「情報公開項目」をご覧ください。
5)試料・情報の保存
登録されたデータはデータセンター(日本整形外科学会)の責任下に保存されます。保存期間は本研究終了(あるいは中止)後5年間とします。
6)研究計画書の開示
研究に関する情報(研究計画書等)を日本整形外科学会ホームページ(https://www.joa.or.jp)およびJOANRホームページ(https://www.joanr.org)に公開します。
7)研究成果の取扱い
ご参加頂いた患者さんの個人情報がわからないようにした上で、診療報酬改訂に向けた実態調査などの政策対応、専門医制度のための症例データベース、医療機器の安全性向上に資するデータベース構築、また学術論文などの公表に日本整形外科学会員又は関連学会員が用います。
8)問い合わせ・連絡先
この研究についてご質問等ございましたら、下記の連絡先までお問い合わせ下さい。また、あなたの試料・情報が研究に使用されることについてご了承いただけない場合には研究対象とはしませんので、下記にお申し出ください。資料・情報の使用を断られても患者さんに不利益が生じることはありません。なお、研究参加拒否の申出が、既に解析を開始又は結果公表等の後となり、当該措置を講じることが困難な場合もございます。その際には、十分にご説明させていただきます。
社会福祉法人 賛育会 賛育会病院 整形外科
研究担当医師 小林 英生
連絡先(電話番号) 03-3622-9191
9)外部への試料・情報の提供
(1) 保存された情報等は他の医学研究への利用を目的に提供されることがあります。その際にはデータの提供の可否について日本整形外科学会は倫理委員会の意見を聞き、そこで適切と判断された場合に限ります。
(2) 情報を他の営利団体、民間の機関(規制機関など)に提供する場合があります。登録した医療材料に有害事象や不具合が起き、医学的・人道的な観点からその情報を製造販売企業や審査機関に提供すべきと判断される場合です。
いずれも提供されるデータは、データセンターに登録・保管されている情報で、研究に参加して下さった患者さんの個人を特定できる情報は含まれていません。
10)研究組織
社会福祉法人 賛育会 賛育会病院 整形外科
〒131-0012 東京都墨田区太平3-20-2
公益社団法人 日本整形外科学会
理事 種市 洋 (症例レジストリー委員会担当)
〒113-8418 東京都文京区本郷2-40-8
Tel. 03-3816-3671 Fax. 03-3818-2337
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